関係者各位へ

 

 

お疲れ様です。お世話になっております。

この度は、D-28企画舞台公演『ウサギ病-full ver.-』にお越しいただき誠にありがとうございました。

皆様のおかげで、無事に終幕することができました。

 

今回はD-28企画には珍しく、ハートフルな作品となり往年のファンの方々に受け入れられるか心配でしたが、とても好意的な感想や意見を頂戴することができ安心しております。

逆に、今回初めてD-28企画の作品をご覧になられた方々は、次回の観劇はご注意ください。同じ脚本家と演出家の作品なのだろうかと疑うぐらい、違った作品となります。

 

お客様の中には、観劇が初めて!! と言う方が多く、これを機会に『演劇』と言うものに興味を持って頂ければ幸いです。

 

作品と言うのは当然、キャスト・スタッフを中心に作るものですが、作品を育てるのは、お客様でございます。

どれだけ評価される作品を作ったとしても、お客様一人ひとりが劇場に足を運びくださらなければ、誰からも評価されることはありません。

是非とも、これからも舞台に足をお運びください。

 

舞台とは、非常に非合理的なジャンルです。どれほど苦しい稽古をしたとしても、それは評価の対象外でしかありません。稽古へ費やした時間、プライベート、苦しみ、悲しみ、努力、それは全て、たった数回の本番のためにあるのです。そこで、失敗しようものなら、今まで犠牲にしてきた全てのものが、泡となって消えてしまうのです。役者とは自分自身が商品です。風邪をひくことも、骨を折ることを、情緒が乱れることも許されません。こんな、非生産性で非合理的な世界に、今回、彼女たちはチャレンジしたのです。彼女たちは、強い意志を持ち、確固たる信念を掲げ、ちょっとした鈍感力を生かし、ひたすら前を向きました。初めて舞台に立った役者もいます。

関係者の皆様から見れば、当然、彼女たちはまだまだな存在です。滑舌も演技もアドリブも何もかも中途半端です。

しかし、だからこそ、彼女たちには伸びしろがあるのです。

 

今回、ウサギ病と言うタイトルでしたが、彼女たちはウサギで例えられるほど、弱い存在じゃないと感じました。この作品を脱皮し、踏み台として、各々成長していってくれることを祈っております。

 

森上起名、萌夏、髙橋まな、宇海凛、高谷可南子、みゆう、ゆづき、泉川もも、志満れいな、木戸脇歩、並びに、今岡優太、裕也、山口純季、大塚詩織、細田尚志、数井翔太朗、堀之内豪、そして関係者各位。そしてそして、お客様の皆様!!

本当にありがとうございました。

そして、これからのウサギちゃんたちとD-28企画をよろしくお願い致します。

 

次回会えることを楽しみにしております。

 

それでは。

 

 

                                      D-28企画代表 板津吉宏より